とんび歳時記ーワルナスビ
2015年7月21日 趣味
あまり歓迎されない山野草の一種であるが、山野草に興味ある人はこの花をみると[夏]がきたなあと実感する。
茎、葉、白い花はナスビに極似で、紅い実はミニトマトそっくり。
アメリカ渡りの野草で、おそらく牛馬の飼料、肥料に付着して日本に上陸したものといわれる。線路沿いや牧場の脇に南北とわず自生している。
毒性植物で手に触れぬようにして、もし触れることがあったら石鹸などで洗い落とすことだ。
茎、葉、白い花はナスビに極似で、紅い実はミニトマトそっくり。
アメリカ渡りの野草で、おそらく牛馬の飼料、肥料に付着して日本に上陸したものといわれる。線路沿いや牧場の脇に南北とわず自生している。
毒性植物で手に触れぬようにして、もし触れることがあったら石鹸などで洗い落とすことだ。
とんび歳時記ーはや夏雲かな
2015年7月20日 趣味
梅雨前線は裏日本のほうへ移動して、いよいよ高気圧の出番がちかづいた。
関東は梅雨あけだそうだ。
あれツ・・・、中国地方はどうなんだ、ニユース聞きのがしたかな。
台風一過とはいかない午前さまだったが、午すぎると青空がひろがり、夕方あかねぞらになるまえ西空にたゆたう雲は夏特有のちぎれ雲だった。
竜之口丘陵は黒染めにしずんできた。
青田につばめが低く滑空しとんぼやバッタがあぜ道の叢や、用水路のうえをにぎやかにとびかった。
関東は梅雨あけだそうだ。
あれツ・・・、中国地方はどうなんだ、ニユース聞きのがしたかな。
台風一過とはいかない午前さまだったが、午すぎると青空がひろがり、夕方あかねぞらになるまえ西空にたゆたう雲は夏特有のちぎれ雲だった。
竜之口丘陵は黒染めにしずんできた。
青田につばめが低く滑空しとんぼやバッタがあぜ道の叢や、用水路のうえをにぎやかにとびかった。
とんび歳時記ー来たッ11号!!
2015年7月17日 趣味 コメント (1)
16日夜半、高知に上陸した台風11号は四国の剣ヶ峰をのりこえて観音寺へ出、瀬戸内海をまたいで我が岡山は倉敷に再上陸した。パソコンをたたいている今は鳥取米子を日本海にむかっている。幸い暴風域は消滅したが強風の羽は大きくひろげたままだ。
逆巻き台風が太平洋のぬるま湯をだきこんで東側にほうき星のような雨雲の尾をひろげたので近畿、関東を水びたしにした。
余禍はわがやにももたらし、植木鉢はひっくりかえり、自転車は横転、用水路はあふれてグレーチングの網目から水がわいてきた。
ささいだが後始末となるとタイヘンである。
逆巻き台風が太平洋のぬるま湯をだきこんで東側にほうき星のような雨雲の尾をひろげたので近畿、関東を水びたしにした。
余禍はわがやにももたらし、植木鉢はひっくりかえり、自転車は横転、用水路はあふれてグレーチングの網目から水がわいてきた。
ささいだが後始末となるとタイヘンである。
とんび歳時記ー台風11号くるの!?
2015年7月16日 趣味
報道では今時点(PM6時)、四国室戸岬沖90キロの洋上にトロトロしているらしい11号は、夜半から翌朝あたり中国地方に上陸するおそれがあるなどと報じている。
公園の高い樹は大揺れして電線は怪しげな悲鳴をかきたてている。それだけの現象では台風の露払いていどではないかと、たかをくくっている。
北空は黒ずんだ雲がやや急ぎ足で西へ西へと流れているものの、家並みの彼方は真っ赤な夕焼けに塒へかえるカラスの群れが泳いでいた。
いつもみている竜之口山は薄雲のなかに墨衣をまとった入道みたいにうかんでいた。
会社勤めの人は明日の午前中は自宅待機だそうで、ホントならいまは台風の前の静けさやである。
公園の高い樹は大揺れして電線は怪しげな悲鳴をかきたてている。それだけの現象では台風の露払いていどではないかと、たかをくくっている。
北空は黒ずんだ雲がやや急ぎ足で西へ西へと流れているものの、家並みの彼方は真っ赤な夕焼けに塒へかえるカラスの群れが泳いでいた。
いつもみている竜之口山は薄雲のなかに墨衣をまとった入道みたいにうかんでいた。
会社勤めの人は明日の午前中は自宅待機だそうで、ホントならいまは台風の前の静けさやである。
とんび歳時記ー架橋②
2015年7月16日 趣味
電車や貨物列車を天井から、あるいは下からみてみたいという願望は少なからずあった。通常は見ることができない部分、しかし天屋根を観るのには、跨線橋とかビルの階上部分などの利用で用は達せられる。
で、結果的には、見て得になることは全然ない、日焼けしているのか汚れているのかわからないが、汚さが焼き付いている。
ところが下部は汚いなりに見応えはある。
武蔵坊弁慶をおもわせる無機質な構造がいりくんでいて、轟音とともに架線を疾駆するのはなんとも豪快の思いがする。
河川にかかる鉄橋下にいると、貨物列車が進入、身も世もあらぬ轟音を浴びて飛び出し、走り去ったあとの余景を眺めたのである。
で、結果的には、見て得になることは全然ない、日焼けしているのか汚れているのかわからないが、汚さが焼き付いている。
ところが下部は汚いなりに見応えはある。
武蔵坊弁慶をおもわせる無機質な構造がいりくんでいて、轟音とともに架線を疾駆するのはなんとも豪快の思いがする。
河川にかかる鉄橋下にいると、貨物列車が進入、身も世もあらぬ轟音を浴びて飛び出し、走り去ったあとの余景を眺めたのである。
とんび歳時記ー檸檬の木に熊蝉
2015年7月15日 趣味ペットー愛犬バロン④
2015年7月15日 ペット
バロンのトリミングはほぼ3カ月ごとにおこなう。
額の毛がのびて暖簾のようにたれさがり、さぞかし鬱陶しいとおもっているにちがいない、と想えばどわすれしていても見るたびにぽっと浮かぶので予約電話をかける。
ひごろない環境でもおとなしくてなすがままらしく、反動で迎えにいけばたまらなく嬉しそうなしぐさをする。
夏バージョンですっかりスマートに様変わりだ。
額の毛がのびて暖簾のようにたれさがり、さぞかし鬱陶しいとおもっているにちがいない、と想えばどわすれしていても見るたびにぽっと浮かぶので予約電話をかける。
ひごろない環境でもおとなしくてなすがままらしく、反動で迎えにいけばたまらなく嬉しそうなしぐさをする。
夏バージョンですっかりスマートに様変わりだ。
とんび歳時記ー架橋①
2015年7月13日 趣味
橋は不思議な物体だ。
豪壮な構造のものから丸太の小川橋まで、こちらからあちらへ、人を物を運び、伝えるものを伝播して飽くことがない。大きな橋ほどわたりきると脳の一隅に隙間ができて新しい風がふきこんでくる気がする。
そのなかでも鉄橋は豪快!、ちなみに鉄橋下で貨物列車を身構えて待っていると轟音とその共振がばいふくし、心身をうちふるわして骨筋肉をガタガタ鳴らす。
走り去ると嘘のような一瞬の虚無感をおぼえるのである。
豪壮な構造のものから丸太の小川橋まで、こちらからあちらへ、人を物を運び、伝えるものを伝播して飽くことがない。大きな橋ほどわたりきると脳の一隅に隙間ができて新しい風がふきこんでくる気がする。
そのなかでも鉄橋は豪快!、ちなみに鉄橋下で貨物列車を身構えて待っていると轟音とその共振がばいふくし、心身をうちふるわして骨筋肉をガタガタ鳴らす。
走り去ると嘘のような一瞬の虚無感をおぼえるのである。
とんび歳時記ー咲くや薔薇
2015年7月10日 趣味
一輪をくわえて踊るカルメン・・・、このシ-ンがぴったり合う。
恋&愛のイメージを彷彿させる魅惑の花だが、素直に観ても豪華さが匂い身体のなかを明るさが奔走するようである。
洋装の館にはことのほかマッチするものの、しもた屋風の和風建築の庭に一鉢、くずれた塀のインテリアにも彩があって観賞にたえ、この家の人はどんな人だろうと思いはせる。
愛犬との散歩の楽しみのひとつである。
恋&愛のイメージを彷彿させる魅惑の花だが、素直に観ても豪華さが匂い身体のなかを明るさが奔走するようである。
洋装の館にはことのほかマッチするものの、しもた屋風の和風建築の庭に一鉢、くずれた塀のインテリアにも彩があって観賞にたえ、この家の人はどんな人だろうと思いはせる。
愛犬との散歩の楽しみのひとつである。
とんび歳時記ーちいさな宇宙
2015年7月8日 趣味
梅雨の終わり時期になって、叢にいろんな虫が跋扈するようになった。からっとした天気にふみいれると羽音を聞くことができ草葉のしなりで名のわからぬ虫属の跳翅を目撃できるようになった。
人跡のある川辺の高架橋の下を歩いて橋脚までいき、手持ちのカメラをスタントバイして水上にでている橋脚台座に甲羅干しの亀、石亀だとおもうのだが近寄って撮影しようと構えたら一斉に動いて水中に身を没してしまった。
生き物は感覚が鋭い。
こんなときに望遠レンズがあったらゲットしたろうに、無駄に口惜しい。
ところで、なんという亀か疑問がのこり、頭に紅い帯がなかったかどうか、思いだそうしたが脳の判別はさだかでなかった。無責任投棄したみどり亀の成亀ではなかったろうか。
無尽蔵に繁茂したクズのほとりで、一足早いシオカラトンボとであった。
全体の比率からいうと大きすぎる眼は、正義の味方のなんとかいう主人公にそっくりだ。
滑空して世間をとらえる広角な眼は、じっとレンズで観察すると、地上のものではない小宇宙の謎めいた深淵の空間を秘めていた。
人跡のある川辺の高架橋の下を歩いて橋脚までいき、手持ちのカメラをスタントバイして水上にでている橋脚台座に甲羅干しの亀、石亀だとおもうのだが近寄って撮影しようと構えたら一斉に動いて水中に身を没してしまった。
生き物は感覚が鋭い。
こんなときに望遠レンズがあったらゲットしたろうに、無駄に口惜しい。
ところで、なんという亀か疑問がのこり、頭に紅い帯がなかったかどうか、思いだそうしたが脳の判別はさだかでなかった。無責任投棄したみどり亀の成亀ではなかったろうか。
無尽蔵に繁茂したクズのほとりで、一足早いシオカラトンボとであった。
全体の比率からいうと大きすぎる眼は、正義の味方のなんとかいう主人公にそっくりだ。
滑空して世間をとらえる広角な眼は、じっとレンズで観察すると、地上のものではない小宇宙の謎めいた深淵の空間を秘めていた。
とんび歳時記ートマトの味
2015年7月6日 趣味
トマトは野菜か果物か。
品種改良で糖度のたかいトマトが大量にでまわり、わけてもミニの分野にはおどろくほどの甘味に長けたものがあって野菜とはいえないほど進化している。
栽培も簡単、プランターや丸鉢でもみごとな実をならすことができる。
昼間、水を欲しがっているような葉の萎れ現象をおこすけれど、一夜をしのぐと翌朝はピシッとする、で、ついつい水遣りを頻繁にすると効果てきめん、水っぽい味になる。
ただ、完熟の領域になれば雨水にうたれて亀裂がはいるので要注意。
増えたレシピで楽しめてなお栄養分を補う好食材なのだが、昔日を識る年齢は青臭い実を冷水でひやし、がぶりと頬張るのがわすれられない。
品種改良で糖度のたかいトマトが大量にでまわり、わけてもミニの分野にはおどろくほどの甘味に長けたものがあって野菜とはいえないほど進化している。
栽培も簡単、プランターや丸鉢でもみごとな実をならすことができる。
昼間、水を欲しがっているような葉の萎れ現象をおこすけれど、一夜をしのぐと翌朝はピシッとする、で、ついつい水遣りを頻繁にすると効果てきめん、水っぽい味になる。
ただ、完熟の領域になれば雨水にうたれて亀裂がはいるので要注意。
増えたレシピで楽しめてなお栄養分を補う好食材なのだが、昔日を識る年齢は青臭い実を冷水でひやし、がぶりと頬張るのがわすれられない。
とんび歳時記ー葉張珠水
2015年7月5日 趣味
里芋の大きな葉に朝の露が玉のり
そっと硯に集めて墨を磨き
笹の葉ゆれる脇に文机をならべ
「七夕さま」「お星さま」「織姫さま」「天の川」
そして「・・・のように」などの願いごと
さらに万葉の端句を色とりどりの短冊に記し
笹の葉さらさら・・・と
うたいながら枝に結びつける
台所から胡瓜や茄、茗荷をもらってきて
動物になぞらえ楊枝の脚をつけ供え飾る
・・・こころはずむ刻であった
今は筆ぺんで用がたりるのである
そっと硯に集めて墨を磨き
笹の葉ゆれる脇に文机をならべ
「七夕さま」「お星さま」「織姫さま」「天の川」
そして「・・・のように」などの願いごと
さらに万葉の端句を色とりどりの短冊に記し
笹の葉さらさら・・・と
うたいながら枝に結びつける
台所から胡瓜や茄、茗荷をもらってきて
動物になぞらえ楊枝の脚をつけ供え飾る
・・・こころはずむ刻であった
今は筆ぺんで用がたりるのである
とんび歳時記ー果物プランター栽培
2015年7月3日 趣味
昨年ソフツボールぐらいのプリンスメロンとマクワウリ系が着果し、それを美味堪能したので、今年はたくさんの苗を知人からいただき5本をプランターに植えた。順調に育ち毎日朝食後の観察をおこたりなく励んでいた。そのうち1本が雌花多数をつけた。本葉4~5枚で直芯を止め2本の子蔓をのばし孫芽をこまめに摘みこんでやると、上記のように雌花がたくさん咲いた。なれど、花粉を媒介してくれる昆虫がみられないので雄花の花粉を筆でもって雌花に橋渡したおかげだろうか、たくさんの雌花に子房が膨らみはじめ、そのうちもっとも大きいのを子蔓にひとつずつ残して実を見守り続けた。地に這わさずに、蔓は包装ビニール紐で吊り、実もさぞかし重たかろうと同じように紐で吊るした。無消毒をこころがけ、ウリ虫などの駆除に薬液もほどこさずに発見しては手で処置していたのであるが、ウリ虫もさるもの監視をかいくぐって葉っぱを穴だらけにしてしまった。
しかし実はどんどん大きく育った。メロン特有の網目模様がみられるようになっていた。嬉しくて毎日あいさつするのである。摘果は50日経過がいい。
ところが、ところがである。今朝おうかがいすると葉っぱから茎まですっかり萎れていて、葉っぱに隠れていたボール玉が2個、ベールが剥がれたように表面にあらわれていた。
点検してみると、親茎の根元がプツンと断たれているではないか。
憐れ、ショック!! 虫のせいかしら・・・。
しかたない、未熟の実をとり味噌ずけにした。
あと4本はできるだけ見ないようにしよう。
しかし実はどんどん大きく育った。メロン特有の網目模様がみられるようになっていた。嬉しくて毎日あいさつするのである。摘果は50日経過がいい。
ところが、ところがである。今朝おうかがいすると葉っぱから茎まですっかり萎れていて、葉っぱに隠れていたボール玉が2個、ベールが剥がれたように表面にあらわれていた。
点検してみると、親茎の根元がプツンと断たれているではないか。
憐れ、ショック!! 虫のせいかしら・・・。
しかたない、未熟の実をとり味噌ずけにした。
あと4本はできるだけ見ないようにしよう。
とんび歳時記ーあじさい寺②
2015年6月27日 趣味
[アジサイ]豆知識
ゆきのした科 1.5mにもなる茎が群生して大きな株をはる落葉低木。葉は広卵形、厚みがあり濃緑色、光沢があって先端は尖り縁はきょ歯がある。花冠は大形の散房花序、多くの花を咲かすがそのほとんどは装飾花である。
もともとガクアジサイを母種している日本古来の植物で、巷間いわれるような中国渡来植物ではない。
ゆきのした科 1.5mにもなる茎が群生して大きな株をはる落葉低木。葉は広卵形、厚みがあり濃緑色、光沢があって先端は尖り縁はきょ歯がある。花冠は大形の散房花序、多くの花を咲かすがそのほとんどは装飾花である。
もともとガクアジサイを母種している日本古来の植物で、巷間いわれるような中国渡来植物ではない。