古寺探訪67ー中宮寺ー奈良
古寺探訪67ー中宮寺ー奈良
 聖徳太子といえば飛鳥時代の偉人で国の基を成す条項を数々制定した人、というのが我々の知識に刷りこまれている。細かい資料をみていると、伝説にまつわることも散見していて、この人はイエス・キリストに近似したようなところがあると想うのだがいかがかであろうか。
 もっとも、身近の印象がするのはやはり一万円札を崇拝してやまないからだろうか。
 中宮寺は聖徳太子の母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の菩提を弔うために宮を寺にしたものである。法隆寺に所在する聖徳宗の寺院で、山号を法興山といい、開基は聖徳太子であるが、創建の詳細な事情は不明となっている。
 金堂は、昭和43年建立の鉄筋コンクリート造り、境内に佇むと尼寺特有の清楚さが流れる。

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 画像上:金堂
 画像下:木造菩薩半跏像(国宝)

  (平成30年3月8日 探訪)

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