古寺素描37ー女人高野・室生寺⑥-奈良
2017年6月16日 エッセイ
石段あがったら正面に構えるのが金堂。
正面側面とも5間ある単層寄棟造りで、こけら葺きの建物は平安時代初期の建造で堂々たる仏殿である。栢の一本造りの御本尊・釈迦如来立像は他所に貸出中とのことで今のところ空座になっていた。平安初期の作で国宝の立像だそうだ。
普段は内陣にはいることはできないが今回は良とされたので、薄明かりの中、平安の燻美に浸ることができた。
空座の右側に薬師如来(平安時代初期・重文)、地蔵菩薩(平安時代・重文)、左側に文殊菩薩(平安時代初期・重文)、十一面観音菩薩(平安時代初期・国宝)が並び、その前に運慶の作とつたえられる十二神将(鎌倉時代・重文)の各像が一列に並べられている。それにかてて加えて空座の背後の板壁には帝釈天曼荼羅図(平安時代初期・国宝)が描かれていて異彩をはなっている。まさに宝物集合の観がする。
画像上:金堂正面
画像中:金堂組梁
画像下:緑煙る金堂左横の石段
正面側面とも5間ある単層寄棟造りで、こけら葺きの建物は平安時代初期の建造で堂々たる仏殿である。栢の一本造りの御本尊・釈迦如来立像は他所に貸出中とのことで今のところ空座になっていた。平安初期の作で国宝の立像だそうだ。
普段は内陣にはいることはできないが今回は良とされたので、薄明かりの中、平安の燻美に浸ることができた。
空座の右側に薬師如来(平安時代初期・重文)、地蔵菩薩(平安時代・重文)、左側に文殊菩薩(平安時代初期・重文)、十一面観音菩薩(平安時代初期・国宝)が並び、その前に運慶の作とつたえられる十二神将(鎌倉時代・重文)の各像が一列に並べられている。それにかてて加えて空座の背後の板壁には帝釈天曼荼羅図(平安時代初期・国宝)が描かれていて異彩をはなっている。まさに宝物集合の観がする。
画像上:金堂正面
画像中:金堂組梁
画像下:緑煙る金堂左横の石段
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