古寺素描26-本宮山円城寺5
2017年2月25日 エッセイ
【阿修羅】
山門前に休憩所があって雪掻きの塊が軒下に寄せられていた。溶けだした滴りが石敷き道を濡らしていて、山門の荘厳さを醸していた。
両脇の格子のなかは阿修羅の表情をした仁王像が朱く彩られていた。阿形、吽形はそれぞれ筋骨隆々の体を暗闇の空間で威嚇し、「仏敵」を門内に入れじとしているのだろう。
しかし、他院にみる仁王とはいささか雰囲気の様子が違う、どこかおどけているようだった。
画像上:阿形
画像下:吽形
山門前に休憩所があって雪掻きの塊が軒下に寄せられていた。溶けだした滴りが石敷き道を濡らしていて、山門の荘厳さを醸していた。
両脇の格子のなかは阿修羅の表情をした仁王像が朱く彩られていた。阿形、吽形はそれぞれ筋骨隆々の体を暗闇の空間で威嚇し、「仏敵」を門内に入れじとしているのだろう。
しかし、他院にみる仁王とはいささか雰囲気の様子が違う、どこかおどけているようだった。
画像上:阿形
画像下:吽形
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