古寺素描24ー本宮山円城寺3
2017年2月19日 エッセイ【珍品】
円城といえば白菜がことに有名である。冬の盛りに入って収穫したものはよく巻いて太り、麓の道の駅広場にならべられた白菜の景観は圧巻である。正月用の野菜に、あるいは漬物用に、遠く岡山市内からの買い出しに賑わう。朝夕の寒暖の差が甘い味を濃くして逸品にしあげているのだろう。そればかりか今はやりの猪肉や、特有の風味があって山の味覚を彷彿させるクサギナという低灌木の若葉を干したものがある。それぞれ癖があって誰でもというわけにはいかないが山奥で終戦を体験した味覚には頬がゆるむ珍品だ。
画像上:猪肉
画像した:クサギナの木
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