晩秋と初冬のはざま 3-後楽園 3
晩秋と初冬のはざま 3-後楽園 3
晩秋と初冬のはざま 3-後楽園 3
 庭園に定石の演出があるが、一般受けはしないのでひっそり肩を張っている。
 ひとつは陰陽石
 ふたつは曲水
 造園家からしたらなくてはならない造作らしい。
 その日は老齢の夫婦が画材を開げて鉛筆をはしらせていた。
 枯葉を散らした枝間の城郭がしばしの風景を覗いていた。

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