晩秋と初冬のはざま 1-後楽園 1
2017年1月25日 エッセイ
12月は訪れる人の少ない季節。閑静に鎮んだ園をそぞろ歩き、秋味を探索しながら冬の風に襟をたてて茫洋さの濃淡を観ているのも乙なものである、しかしながら、ときおり摺れ違う小団体のハングル会話には世の移ろいを感じるようになった。
緑繁るころは川越え隣接する岡山城を探すのにもなかなかすっきりした楼閣がみえないのだが、樹間の葉が落ちた晩秋の景観はあちこちで天守閣が枝間に絡まってみえる。
茶祖堂 別名:利休堂
園の隅にひっそりと建つ。竹囲いのなかに忘れられたような建物だが紅葉がやけに対比している。茶道を岡山に定着させた栄西禅師を記念したもので、同師を冠した茶の会が毎年延養亭でひらかれている。幕末の池田藩家老の建屋を移築したそうだが先の戦火で焼失、戦後再建したもの。
流店近くの水路
水辺に僅かな草紅葉をみつけて蹲っていれば安らぎが得られる。
緑繁るころは川越え隣接する岡山城を探すのにもなかなかすっきりした楼閣がみえないのだが、樹間の葉が落ちた晩秋の景観はあちこちで天守閣が枝間に絡まってみえる。
茶祖堂 別名:利休堂
園の隅にひっそりと建つ。竹囲いのなかに忘れられたような建物だが紅葉がやけに対比している。茶道を岡山に定着させた栄西禅師を記念したもので、同師を冠した茶の会が毎年延養亭でひらかれている。幕末の池田藩家老の建屋を移築したそうだが先の戦火で焼失、戦後再建したもの。
流店近くの水路
水辺に僅かな草紅葉をみつけて蹲っていれば安らぎが得られる。
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