空と雲と花と 2-伊吹山 2
2017年1月4日 エッセイ
高山の襞や稜線を走行するには絶好の天候だった。
標高をかせぐに連れ、やがて琵琶湖から立ち上ってくる風がガスを発生させて、車窓から見える頂上あたりは白く混沌とした光景に変わってきだした。
9合目の駐車場は広くて自家用車と大形観光バスが並列駐車で溢れている。まるで、街中の御祭りのように湧いて出た人波はアリンコみたいに軽食堂やら土産物店の屋台にたかっていた。山上の風景とは思えない雑踏である。
登山道のとっかかりは駐車場の北面にあって二つに分岐している。ここは直登のコースをとって殆ど木々のない山腹の草原を歩き、起伏のないガラ石を敷き詰めた道に三脚を構えたカメラマンをかわしながら、ひたすら穂数を稼ぐのであるが、その光景はなにかのキャラバンのようであり蟻の行進にも擬ている、
画像上中:草原のなかの登山道
画像下:頂上の小屋が見えだした登山道
標高をかせぐに連れ、やがて琵琶湖から立ち上ってくる風がガスを発生させて、車窓から見える頂上あたりは白く混沌とした光景に変わってきだした。
9合目の駐車場は広くて自家用車と大形観光バスが並列駐車で溢れている。まるで、街中の御祭りのように湧いて出た人波はアリンコみたいに軽食堂やら土産物店の屋台にたかっていた。山上の風景とは思えない雑踏である。
登山道のとっかかりは駐車場の北面にあって二つに分岐している。ここは直登のコースをとって殆ど木々のない山腹の草原を歩き、起伏のないガラ石を敷き詰めた道に三脚を構えたカメラマンをかわしながら、ひたすら穂数を稼ぐのであるが、その光景はなにかのキャラバンのようであり蟻の行進にも擬ている、
画像上中:草原のなかの登山道
画像下:頂上の小屋が見えだした登山道
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