古寺素描9ー紅しぐれ2-井山宝福禅寺2
古寺素描9ー紅しぐれ2-井山宝福禅寺2
古寺素描9ー紅しぐれ2-井山宝福禅寺2
 画聖・雪舟が幼少のころに入宗し修行した寺でも有名。

ー昔噺
 画を描くことが好きで、熱中のあまり修行が疎かになり和尚さんに本堂の柱に縛られ戒めを受けるのだが、夜半ねずみの声がしきりなので和尚さんが見に行くと柱の前にねずみがいたとさ、しっしっと追っても逃げない、よくよくみるとそれは滴った涙を足指をつかい雪舟が描いたねずみだったとさ・・、の一節に画才があらわれている。

 因みにその板ははずされているそうだ。
 30数年前で記憶が定かではないのだが、現在でも行われている「暁天座禅」に一泊で参禅した体験があり、いまに想えばそこで寝たのだからも少し見たり聞いたりしていれば良かったのだが、当時は興味がないうえそのような雑念見聞できる雰囲気ではなかったと記憶している。
 ともあれ、紅一色につつまれた華やか伽藍は今昔変わらぬ佇まいだった。

 画像上:紅葉
 画像中:仏堂(本堂)
 画像下:山門前

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