古寺素描8ー紅しぐれ1ー宝福寺1
古寺素描8ー紅しぐれ1ー宝福寺1
古寺素描8ー紅しぐれ1ー宝福寺1
 正式には井山宝福禅寺。臨済宗の中本山である。
 曹洞宗とならび日本の禅宗として普遍であり、鎌倉時代栄西禅師が中国から採りいれて開祖した宗教、東福寺派、建仁寺派、南禅寺派、妙心寺派と分派している。宝福寺は東福寺派に属し、西国布教の拠点だったが天正3年の備中兵乱のときに全焼して暫くは衰微に経過したようだ。
 創建とか復興とかは確定の月日は鎌倉時代、江戸時代初期などと大雑把にいわれているだけで詳細は不明。天台宗の寺を鎌倉時代の鈍庵和尚が禅宗に改宗したとされ、のちのち禅宗の七伽藍(山門・仏殿・法堂・庫裏・禅堂・浴室・東司)をを擁した構えを形成したとの記述がある。
 江戸初期に岡山池田藩、浅尾陣屋の蒔田氏の援助、また幕府から100石の寺領付与などがあって現在ある堂々した様惣構えをみせている。

 画像:上・中 山門
 画像した;山門前 



  
たんぼうさつ日記
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 天空の城・備中松山城の眺望を撮りに出かける。「天空の城」という呼称は近年のこと。またその観光客誘致に新しい道路をつけて展望台を設置していた。走行する車の脇を突然野猿が出没し幾度も驚愕する。午後からのこととて陽の位置が傾き、靄につつまれて霞み、さらに2~300ミリの望遠をもちあわせていないので山並みのみ大きく写すにとどまった。後日早朝の機会にでかけようと想う。

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