プランターのいろどり2-紫陽花2
2016年6月20日 エッセイ
紫陽花で一括りすれば、一般的にはそれで済むが、○○紫陽花と分別するとなればまことに複雑で多岐になる。山野草の撮影で野山を歩いていたのが幸いして、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイ、ツルアジサイの名と野生自生地はだいたい判るようになった、園芸用では寺院、公園で大規模に観賞できて華やか、山野のはいびつに育ち虫食いにあったりして野趣にとみ、県北の杉木立に埋められた山合い谷合いに環境条件が適合してよく繁生している。おおまかに線引きしてみると、県北の山襞に多くみられた想いがある。
ところで、一転してプランターや鉢植えでも多くみられるような時代になった。国政の諸政策は核家族を産み拡散したために田園の耕作を諦めたがゆえ、そこへ雨後の筍のように新築、はては中流層のマンションの増殖ブームで資産家の日本庭園を観賞する造詣など、掃いて集める塵芥に化した。
せいぜい鉢植えかプランター栽培用にせこせこした一時代の快楽なのである。
ところで、一転してプランターや鉢植えでも多くみられるような時代になった。国政の諸政策は核家族を産み拡散したために田園の耕作を諦めたがゆえ、そこへ雨後の筍のように新築、はては中流層のマンションの増殖ブームで資産家の日本庭園を観賞する造詣など、掃いて集める塵芥に化した。
せいぜい鉢植えかプランター栽培用にせこせこした一時代の快楽なのである。
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