とんび歳時記ー百閒川のいろどり13
 水鏡。
 湯上り美女は水鏡に身を写して貌の施しをしたりほつれ毛を手でなおすしぐさで、えもいわれぬ艶やかさを演出する。これは江戸時代の絵草紙にでてくる。
 百閒川の流れを止めた水面に写した雲をながめているうち、どういうことかこんな絵を脳裏に思いうかべた。
 

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