とんび歳時記ー白鷺城1
2015年10月24日 趣味
新装なった白鷺城。
新装公開なって日数が経過し、観光客もおちついただろうと思い各駅停車の電車に家族で乗り込んだ。車窓からとんでいく山河田園はずいぶん馴染んだ風景だが、退職のち、ひとつひとつの駅をそらんじるような小旅行は疎遠になっていて、そのぶん窓枠に肘をついてながめていれば修学旅行の少年の心持がした。できることなら缶ビールにいかの足をつまんでゴトンゴトン揺れる旅をであったら至極のきわみだろうと思うのは、大人になった願望である。
駅前から春霞のような空に溶けこんだ城閣がおぼろげに見えた。ほぼ直線につながった道を、おりから祭礼の神輿がかけごえに囃されて商店街からあらわれ、次の路地に消えていった。城前の公園では青空市とかで軒を連なる屋台に人が群れつどう。
大型の観光バスがひしめき、聞きなれないハングル語の会話を放つ波にもまれ1時間待ちという桜門(大手門)での待機を余儀なくされた。想定外の人海で、これだけで十分辟易感がわいてきだした。
新装公開なって日数が経過し、観光客もおちついただろうと思い各駅停車の電車に家族で乗り込んだ。車窓からとんでいく山河田園はずいぶん馴染んだ風景だが、退職のち、ひとつひとつの駅をそらんじるような小旅行は疎遠になっていて、そのぶん窓枠に肘をついてながめていれば修学旅行の少年の心持がした。できることなら缶ビールにいかの足をつまんでゴトンゴトン揺れる旅をであったら至極のきわみだろうと思うのは、大人になった願望である。
駅前から春霞のような空に溶けこんだ城閣がおぼろげに見えた。ほぼ直線につながった道を、おりから祭礼の神輿がかけごえに囃されて商店街からあらわれ、次の路地に消えていった。城前の公園では青空市とかで軒を連なる屋台に人が群れつどう。
大型の観光バスがひしめき、聞きなれないハングル語の会話を放つ波にもまれ1時間待ちという桜門(大手門)での待機を余儀なくされた。想定外の人海で、これだけで十分辟易感がわいてきだした。
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