とんび歳時記ー竜之口1・水田に咲く花
 田んぼの畔には刈られても刈られてもてもたちまち伸びる草が小径を覆ってしまう。農家との格闘である。
稲をふくめた植物が一年でもっとも伸長する季節。
 そのなかに水田や休耕田に群落をつくって盛り上がって黄弁の花を咲かせるのが、ヒレタゴボウとよばれる野草である。戦後帰化した熱帯アメリカ産の植物で、水湿を好んで繁殖しているところをみると肥料などに混在して種子がはこばれたようだ。温暖化の申し子のような存在だと思うのだが、花はアメリカミズキンバイともよばれていて、結構キレイで見栄えする。

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