とんび歳時記ー憎っくきヤツ
 メロンを6本プランターに植え朝な夕な観察して育成していたのにかかわらず、茎枯れ、大きくなってきた実になにものかの齧り取りで未熟落果がつづいた。
 犯人は通称ウリ虫、学名はウリハ虫と断定した。小さな茶褐色の甲虫で日中は活発に飛び交い容易につかまらないが、朝はひかくてき動きが鈍いので葉の表裏や茎を点検すると驚くほど個体がたかっている。つまんで潰す方法しかないのが難だ。
 地中に卵を産み、幼虫が茎をはいあがって食み、成虫になると葉にたかり、まるで網のように食穴を開け陽にかざすと唖然とするほどだ。
 網の袋で実果をつつみこみ、つけこむ隙をあたえないでおくと、いまのところ安全、ただし、甲虫の退治はかぎりないのである。

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