とんび歳時記ー果物プランター栽培
 昨年ソフツボールぐらいのプリンスメロンとマクワウリ系が着果し、それを美味堪能したので、今年はたくさんの苗を知人からいただき5本をプランターに植えた。順調に育ち毎日朝食後の観察をおこたりなく励んでいた。そのうち1本が雌花多数をつけた。本葉4~5枚で直芯を止め2本の子蔓をのばし孫芽をこまめに摘みこんでやると、上記のように雌花がたくさん咲いた。なれど、花粉を媒介してくれる昆虫がみられないので雄花の花粉を筆でもって雌花に橋渡したおかげだろうか、たくさんの雌花に子房が膨らみはじめ、そのうちもっとも大きいのを子蔓にひとつずつ残して実を見守り続けた。地に這わさずに、蔓は包装ビニール紐で吊り、実もさぞかし重たかろうと同じように紐で吊るした。無消毒をこころがけ、ウリ虫などの駆除に薬液もほどこさずに発見しては手で処置していたのであるが、ウリ虫もさるもの監視をかいくぐって葉っぱを穴だらけにしてしまった。
 しかし実はどんどん大きく育った。メロン特有の網目模様がみられるようになっていた。嬉しくて毎日あいさつするのである。摘果は50日経過がいい。
 ところが、ところがである。今朝おうかがいすると葉っぱから茎まですっかり萎れていて、葉っぱに隠れていたボール玉が2個、ベールが剥がれたように表面にあらわれていた。
 点検してみると、親茎の根元がプツンと断たれているではないか。
 憐れ、ショック!! 虫のせいかしら・・・。
 しかたない、未熟の実をとり味噌ずけにした。
 あと4本はできるだけ見ないようにしよう。
 

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